Day11 熊野三山と瀞峡・湯の峰温泉|紀伊半島の神秘を夫婦でめぐる旅

『佐賀〜箱根・鎌倉への旅』37日間の感動!



【夫婦旅Day11】熊野三山・瀞峡・湯の峰温泉を1日でめぐる|37日間日本縦断の旅

②目次

  • 熊野の地へ|神聖な空気に包まれた朝
  • 熊野速玉大社|朱色の社殿が鮮やかな世界遺産
  • 熊野本宮大社|深い杉木立の中に宿る霊気
  • 瀞峡|エメラルドグリーンの渓谷美に言葉を失う
  • 湯の峰温泉|日本最古の温泉で旅の疲れを癒す
  • 花の窟神社|日本最古の神社、その圧倒的な存在感
  • 道の駅熊野・花の窟|お土産と今日のまとめ
  • 熊野・花の窟エリアの宿泊・観光情報
  • 前回・次回の旅へ
  • YouTube動画のご案内

③本文

熊野の地へ|神聖な空気に包まれた朝

37日間の日本縦断旅、11日目の朝を迎えました。前日の宿を出発し、車を走らせながら、窓の外に広がる熊野の山々を眺めていました。

深い緑と折り重なる山の稜線、そして時折姿を見せる川のきらめき。佐賀を出てからもう10日以上が経ちますが、景色の雄大さに感動する気持ちはまったく薄れません。

「ここは本当に別世界やね」と妻がぽつりと言いました。私も思わずうなずくしかありませんでした。熊野古道が世界遺産に登録された理由が、走りながらでも肌で感じられるような、そんな朝でした。

今日は熊野速玉大社、熊野本宮大社、瀞峡、湯の峰温泉、そして花の窟神社と、熊野のエッセンスを凝縮した1日です。盛りだくさんのスケジュールに少し緊張しつつも、ワクワク感が止まりませんでした。

熊野速玉大社|朱色の社殿が鮮やかな世界遺産

【写真:熊野速玉大社の朱色の鳥居と社殿】

まず最初に訪れたのは、新宮市に鎮座する熊野速玉大社です。熊野三山のひとつで、主祭神は熊野速玉大神(くまのはやたまのおおかみ)。

参道に足を踏み入れた瞬間、空気がガラリと変わりました。 朱色に塗られた社殿が木々の緑に映えて、まるで絵のような美しさ。参道を歩くたびに玉砂利が音を立て、自然と背筋が伸びていくような感覚がありました。

「この朱色、すごくきれいやね。写真撮っていい?」と妻がカメラを向けながら言いました。「もちろん、でも手を合わせるのが先やろ」と苦笑いしながら応えると、二人で笑ってしまいました。

社殿の細部にまで施された彫刻や装飾、そして境内に漂う静謐な空気。観光客の姿もありましたが、それでも境内全体が厳かな雰囲気を保っていました。熊野三山めぐりの最初の一社として、心が引き締まる訪問になりました。


熊野本宮大社|深い杉木立の中に宿る霊気

【写真:熊野本宮大社「神 門」】

次に向かったのは、熊野三山の中でも特に格式が高いとされる熊野本宮大社です。車で山道をしばらく走ると、鬱蒼と茂る杉の木立が現れ、その奥に荘厳な社殿が姿を見せました。

石段を一段一段上るごとに、木々がつくる天蓋が頭上を覆い、光が柔らかくフィルタリングされていきます。湿った土と杉の香りが混ざり合った独特の匂いが、全身を包みました。

「なんか、神様が本当におられる気がする」と妻が小声でつぶやきました。私も同じことを感じていました。観光スポットとしての熊野ではなく、信仰の場としての熊野を、身をもって体感できた場所でした。

【写真:熊野本宮大社の本殿】

社殿は速玉大社の朱色とは対照的に、黒を基調とした落ち着いた佇まい。静かに手を合わせ、37日間の旅の安全と健康を祈りました。

参拝を終えて石段を降りながら、「来てよかったね」と二人で顔を見合わせました。長年夫婦でいると、こういう瞬間に言葉はいりません。


瀞峡|エメラルドグリーンの渓谷美に言葉を失う

【写真:瀞峡のエメラルドグリーンの川面と切り立つ岩壁】

熊野本宮大社を後にして、次に向かったのが瀞峡(どろきょう)です。和歌山・奈良・三重の3県にまたがる特別名勝で、その名の通り「瀞(とろ)」と呼ばれる深く澄んだ川の流れが見事な渓谷です。

到着して目に飛び込んできたのは、エメラルドグリーンに輝く川面と、両岸に迫る巨大な岩壁の光景。思わず「わあっ」と声が出ました。妻も無言のまましばらく立ち尽くしていました。

【写真:瀞峡の吊り橋からの眺め】

吊り橋に足を踏み出すと、揺れる橋の下に川の深みがのぞいていて、思わず足がすくみました。「怖い怖い!」と言いながらも、妻は橋の中央まで歩いてカメラを向けていました。根性があります(笑)。

川の色が場所によって深みのある緑から透き通った青へと変化していく様子は、何度見ても飽きませんでした。紀伊半島の水の豊かさと、長い年月が刻んだ地形の迫力を、全身で感じた場所でした。


湯の峰温泉|日本最古の温泉で旅の疲れを癒す

【写真:湯の峰温泉の小さな温泉街・湯気が立ち上る風景】

瀞峡から移動して訪れたのが、湯の峰温泉。約1800年の歴史を誇るとされる日本最古の温泉のひとつで、熊野古道を歩く巡礼者たちが長い時代にわたって身を清めてきた聖地でもあります。

小さな温泉街に漂う硫黄の香り、ぽこぽこと湧き出すお湯の音。派手さはまったくありませんが、その素朴さが逆に心に沁みました。「ここで昔の人もこうやって旅の疲れを取ったんやね」と妻がしみじみ言いました。

日帰り入浴も楽しみにしていたのですが、この日はスケジュールの都合で足湯だけにとどまりました。それでも、湧き出たばかりのお湯に足を沈めたときの気持ちよさは格別でした。「次はゆっくり泊まりで来たいね」と二人で話しながら、次の目的地へ向かいました。


花の窟神社|日本最古の神社、その圧倒的な存在感

【写真:花の窟神社の巨大な御神体の岩と注連縄】

この日の最後に訪れたのが、三重県熊野市にある花の窟神社(はなのいわやじんじゃ)です。日本書紀にも記されており、日本最古の神社とも言われる場所です。

鳥居をくぐって参道を進むと、突如として巨大な岩が目の前に現れました。高さ約45メートルの巨岩が御神体で、その圧倒的なスケールに言葉を失いました。岩の頂上からは長い注連縄が境内まで斜めに張られており、その光景が神話の世界そのものでした。

「これは…すごいな」と私がつぶやくと、妻も「なんか、ここだけ時間が違う感じがする」と言いました。人工物が一切ない、自然そのものが御神体。熊野という地の信仰の深さをもっとも実感できた場所でした。

【写真:花の窟神社の境内の緑・参道】

周辺の緑も美しく、境内に差し込む光と木漏れ日が幻想的な雰囲気をつくり出していました。水音も聞こえ、自然の中に溶け込むようなひとときを過ごしました。

今日は熊野速玉大社から始まり、熊野本宮大社、瀞峡、湯の峰温泉、花の窟神社と、熊野の神髄ともいえる場所を1日でめぐることができました。距離も移動も多い1日でしたが、それ以上に感動の密度が濃い1日でした。


宿泊・観光の参考リンク

熊野・紀伊半島エリアへの旅をお考えの方は、ぜひ以下のサイトも参考にしてみてください。

🌸 楽天トラベルで熊野の宿・観光を探す → https://travel.rakuten.co.jp/dsearch/?f_keyword=熊野

🌸 じゃらんで熊野の宿・観光を探す → https://www.jalan.net/kankou/search/?kwd=熊野

🌸 **るるぶ**で熊野の宿・観光を探す → https://rurubu.jp/search?keyword=熊野


前回・次回の旅へ

前回の旅はこちら👉 Day10では、紀伊半島の美しい海岸線沿いを走りながら南紀の景色を楽しみました。那智の滝や熊野古道・大門坂の様子もレポートしています。ぜひあわせてお読みください。

次回はいよいよ奈良方面へ!Day12では、紀伊半島をさらに北上し、世界遺産の古都・奈良エリアへと向かいます。古い街並みと神社仏閣、そして奈良ならではのグルメも楽しんできました。どうぞお楽しみに!


YouTube動画のご案内

今回ご紹介した熊野の旅の様子は、YouTubeチャンネル「enjoy second life」でも動画として公開しています。

熊野速玉大社の朱色の社殿、熊野本宮大社の石段と杉木立の荘厳な雰囲気、瀞峡のエメラルドグリーンの川面、湯の峰温泉の素朴な風景、花の窟神社の圧倒的な御神体の岩まで、映像でしか伝わらない空気感をぎゅっと詰め込みました。

ブログと合わせて動画もご覧いただくと、より旅のリアルな雰囲気を感じていただけると思います。「enjoy second life」で検索していただくか、記事内のリンクからぜひチャンネルへお越しください。

チャンネル登録・高評価もしていただけると、夫婦ともどもとても励みになります。どうぞよろしくお願いします😊

【futari-tabi.com|37日間 日本縦断の旅 Day11】
佐賀県在住の退職夫婦が綴る、ふたり旅の記録です。

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